【積立】つみたてNISAの落とし穴と9つのデメリット

2023年現在では、どの金融機関でも低金利の傾向です。
銀行預金だけでは、ほとんどお金は増えません。

そんな状況でもお金を増やしたい方におすすめなのがつみたてNISAを利用した資産運用です。

つみたてNISAは、積立投資に特化した制度。
投資利益が非課税になるメリットがあります。

でも、資産運用で成果を上げるためにはデメリットを把握することも重要です。
そこで今回はつみたてNISAのデメリットを詳しくご紹介します。

新NISAの情報について
NISA関連の情報については、各種法制度の改正などに基づいて変更されます。
今後の動向によって、情報発信・更新を随時行う予定ですので、引き続きマネカレをご利用ください。
最新情報などをはじめとしたご質問については、マネカレのお問合せフォームまたはPWM日本証券 (運営会社)で受付中です。

 

つみたて(積立)NISAはどんな制度?

つみたてNISAは2018年1月にスタートした非課税制度。
個人投資家の長期積立・分散投資をサポートするために設けられました。

投資の利益が非課税になる

通常の投資利益には20.315%の税金がかかります。
でも、つみたてNISAの口座での投資では、分配金や譲渡益などの利益に税金がかかりません。

  • 非課税期間は最長20年間
  • 1年あたりの非課税投資枠は40万円

などの条件があるので覚えておきましょう。

つみたてNISAは「積立だけ」

つみたてNISAの買付方法は、積立投資のみに限定されています。
一括投資はできないので注意しましょう。

複利効果が活用できる

つみたてNISAは、長期的な投資に向いている制度です。
そのために複利効果が期待できるのです。

複利効果とは

複利は、運用で手に入れた利益から、さらに生まれる利益のこと。
うまく運用できれば、利益を使って利益を生むシステムを構築することができるかもしれません。
運用が順調であれば、長期的に運用するほど大きな利益を生みやすくなります。

つみたて(積立)NISAの9つのデメリット

つみたてNISAには、さまざまな特徴やメリットがあることがわかりました。
ここでは、つみたてNISAのデメリットについて解説していきます。

1. 投資信託の数が少ない

つみたてNISAでは、個別株やREIT(不動産投資信託)などの金融商品は購入できません。
この点は、一般NISAと大きく異なるポイントです。

つみたてNISAで購入できる商品

購入できるのは、金融庁が定めた基準をクリアした投資信託とETFのみ。
約200銘柄のなかから選定する必要があります。

投資経験者にとっては物足りないかも?

日本国内には、約6,000銘柄の投資信託があります。
それに対して、つみたてNISAで投資できるのは約200銘柄のみ。

投資経験者にとっては、

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選べる金融商品の自由度が低い!

と不満を抱えてしまうかもしれません。

2. 非課税投資できるのは「年間40万円まで」

つみたてNISAの非課税投資枠は、毎年40万円が上限です。
投資金額が限定的となるため、投資経験者にとっては不満を感じやすい部分といえます。

年間40万円以上の投資は「一般NISA 」

投資経験者であれば、いちどの投資で40万円以上を使うこともあるでしょう。
もっと大きな金額を投資したい場合は、一般NISAの方がおすすめです。

3. スポット購入できない

スポット購入とは、自分の好きなタイミングで金融商品を購入する方法。
つみたてNISAでは、決まったタイミングで決まった金額で積立をするため、スポット購入ができません。

スポット購入は「一般NISA」などがおすすめ

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好きなタイミングで購入したい!

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値下がりしているときに買い足したい!

などの場合は、一般NISAやほかの投資方法も検討したほうがいいかもしれません。

4. 残った非課税投資枠は繰り越せない

人によってはその年に非課税投資枠を使い切らないこともあるでしょう。
でも、たとえ非課税投資枠は残っても翌年には繰り越すことはできません。
もし、その年の非課税投資枠が20万円分残ったとしても、翌年の非課税投資枠が40万円+20万円=60万円とはならないので注意しましょう。

非課税投資枠を余らせたくない場合

つみたてNISAの非課税投資枠は繰り越すことができません。
非課税投資枠を余らせたくない場合は、積立額の変更をおすすめします。

5. 売却分の非課税投資枠は再利用できない

つみたてNISA口座で保有している金融商品は、現金化したいと思ったらいつでも売却できます。
でも、売却分の非課税投資枠は再利用できません。

シミュレーション

たとえば、非課税投資枠40万円のうち金融商品を30万円分購入し、年内中にすべてを売却したとします。
これを見ると、売却で非課税投資枠が空いたように見えますが、そうではありません。
残りはあくまでも10万円 (40万円-30万円)です。

いちど利用した非課税投資枠は、もとに戻らないため注意してください。

パソコンを前に悩む女性

6. 一般NISAと併用できない

つみたてNISAと一般NISAは制度上、併用できません。
20歳以上の人がNISAを利用する場合は、最初につみたてNISAか一般NISAのどちらかを選ぶ必要があります。

家族でNISA口座を使い分けることはOK

家族内で話し合って、それぞれが自分で口座開設手続きをすれば、夫が一般NISA・妻がつみたてNISAといった使い分けは可能です。

勝手に名義を使うのは絶対NG

家族の名義を勝手に使って口座開設や取引をしてしまうと仮名・借名取引という法令違反になってしまうので注意しましょう。
取引の停止や口座の解約などの措置がとられる可能性があります。

脱税となるおそれも

ご家族の名義を使用 (仮名取引)して複数の非課税口座で取引を行った場合、脱税に当たるおそれもありますので十分注意してください。

7. 損益通算は不可

積立投資を継続していれば損失が発生することもあるでしょう。
通常の投資であれば、ほかの投資用口座で利益が発生していれば、利益と損失を相殺することが可能です。
これを損益通算とよびます。
損益通算ができれば、利益にかかる税金を減らせるため、節税効果を得られることができるのです。

つみたてNISAでは損益通算ができない

つみたてNISAでは損益通算ができません。
つみたてNISAで発生した損失は税制上ないものと判断されます。
税制上ないものは利益と相殺できないため、この点もつみたてNISAのデメリットといえるでしょう。

8. 繰越控除も適用外

繰越控除とは、その年の利益から損失を控除しきれなかった場合に、残りの損失分を翌年以降の最長3年間に繰り越せる制度です。
繰り越した損失は翌年以降の利益から控除できるため、節税効果が得られます。

つみたてNISAでは繰越控除ができない

つみたてNISAの損失は税制上ないものと判断されるため、繰越控除が適用されません。
そのため、この点もデメリットといえます。

9. ロールオーバーできない

非課税期間が終了する際に、保有資産を翌年の非課税投資枠に移すことをロールオーバーといいます。
ロールオーバーできれば、実質的に非課税期間を延長できるため、保有資産に税金はかかりません。

つみたてNISAではロールオーバーができない

一般NISAはロールオーバーすることができますが、つみたてNISAではこのロールオーバーができません。

注意するポイント

とくに注意したいのは非課税期間終了時に損失が出ている場合です。
つみたてNISA口座で保有している金融商品は、課税口座へ移したタイミングでの時価が購入価格と見なされます。
非課税期間が終了して金融商品が課税口座に移されれば、そこから値上がりすると利益に税金がかかってしまうのです。
当初の購入価格より値下がりしていても税金がかかる可能性があるため、理解したうえで利用しましょう。

2023年でロールオーバーは終了

これまでのNISAは、2024年からは新NISAに制度変更します。
新NISAのスタートにともない、ロールオーバーの制度が終了してしまうので注意しましょう。

新NISAについてはこちらの記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。

つみたてNISAのデメリットをおさらい

つみたてNISAでは投資可能商品数が少ないことや、一般NISAと併用できないことなどのデメリットがあります。

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つみたてNISAよりも投資できる選択肢を増やしたい!

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つみたてNISAの投資枠よりも大きな金額で運用したい!

という人は、一般NISAがおすすめです。

ただ、はじめて資産運用に取り組む人は、

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つみたてNISAと一般NISAのどちらを選べばいいのかわからない!

という人もいるかもしれません。

そんなときは、マネカレを運営しているPWM日本証券にご相談ください。
NISAの知識をもった資産運用アドバイザーがていねいに回答いたします。

もちろん、2024年からの新NISAについてのご相談も大歓迎。
お電話からでもフォームからでもお気軽にご連絡ください。

承認番号: 231113-02

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この記事の監修者

 マネカレ編集部

マネカレ編集部による編集記事です。
マネカレは、2021年9月に開設された資産運用情報メディア。
今後も資産運用やIFAなどに関するさまざまな記事を配信してまいります。

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